こんにちは、お葬式のブログのずう(@OsohshikiBlog)です。
葬儀屋さんのマストアイテムといえばスーツです。
しかし、一般の社会人でしっかりとスーツの知識がある人は多く無いと思います。
それは誰も教えてくれないし、しっかり着こなせている人が少ないからです。
なので、この記事では
- スーツの選び方がわからない
- 百貨店や専門店で買い難い
- お金はあまりかけたく無い
といったスーツ初心者の方が少しでも購入する際に助けになるように、スーツの最低限のマナーやルールについて葬儀屋目線でざっくり解説します。
スーツ選び方
まず、スーツ姿は葬儀の仕事を行う上での第一印象になります。
そこがしっかりしていない人には安心して仕事は任せられません。
スーツを着こなせると言う事は、お客様へ信頼感や安心感を与えます。
よく外見で人を判断してはいけないと言いますが、それは間違いだと思っています。
何事も人はまず外見で判断されます。なぜならそれ以外のその人の情報は持ち合わせていないからです。
正しいスーツ選びをする事で、外見という第一関門を突破することが出来ます。
スーツ=信頼
スーツには明確なルールがある
スーツには明確なルール(国際プロトコール)があります。
このルールに従ってスーツを選ぶだけでスーツは着こなすことが出来ます。
むしろこのルール以外は基本的にNGだと思って下さい。
プロトコールとは?
歴史、文化、言語の違いから、誤解や不信、無用な争いを避けるために、相手への敬意と、すべての国を平等に扱い、外交を円滑に進める環境づくりのための知恵として生まれました。
引用元:「賢いスーツの買い方」
スーツのルールとは
スーツの着こなしには明確なルールが存在します。
ファッションには流行り廃りがありますが、スーツ界にトレンドは存在しません。
このルールに従う事がスーツの正しい着こなしだからです。
少し前の投稿ですが、AOKIの広告モデルさんの素晴らしい着こなしですね。
ちなみに、私が初めてスーツを買う時、こんなルールがある事は知りませんでした。
この基準に自分のスーツ姿を当てはめた時、ほとんどが当てはまりませんでした。
なぜならトレンドの細身でタイトなスーツを着ていたからです。
て感じでした、「なんてスーツだ!」きっとお客様からも軽薄な感じの印象だったのかもしれない…と知識のない自分を反省しました。
ビジネススーツはトレンドではなくルールで選びましょう。
ジャストフィットが正解
結論を言いますとスーツはジャストフィット以外はNGです。
サイズ感を間違えると、どんな高価なスーツも台無しになってしまいます。
必ず、ジャストフィットを選びましょう。
ジャストフィットとは
と言うのがジャストフィットだと思って下さい。
スーツはサイズ感が大事です。ゆったりもダメ、ぴっちりもダメ、ジャストフィットが唯一の正解です。
細身でパンツの裾が短いスタイルが流行っていますが、先ほども言いましたように流行り物はダメです。ルールに従って選びましょう。
スーツ=ルール&ジャストフィット
素材選び
素材はストレッチ素材がオススメです。
伸縮性が無いと尻、脇、股に穴があきます。
特に夏場は要注意!
葬儀屋はスーツ姿のまま会場準備、棺の運搬、納棺などを行ないます。
立ったり座ったり重いもの持ったりするので、よく尻部分が裂けることがあります。
素材はストレッチ系が絶対良い(私的)
3着はほしい
新入社員の方には大変かもしれませんが、できればスーツは3着は欲しいところです。(最悪2着でもギリギリ可)お金に余裕がで来た時には3着目を買いましょう。
3着の内訳はこんな感じ
これだけあればとりあえず大丈夫だと私的には思います。
もし2着しか予算が無いのであれば、夏用とオールシーズンは用意しましょう。
葬儀屋さんはスーツ姿で動き回るので、汚れたり、破れたりがそこそこあります。
その場合、クリーニングや修理に出す必要があります。その為、最低でも2着は無いと仕事ができなくなってしまいます。
色選びは同系色のスーツで揃えると小物選びも楽になるので、いろんな色のバリエーションよりは黒系で統一やダークネイビーで統一するのがおすすめです。
もちろん明るい色や光り物系は葬儀の場には相応しく無いのでNG。
スーツは同系色で3着揃えましょう。