前回の記事ではDIY葬をする場合、棺と骨壺の購入、搬送安置の問題について説明しました。
すでに、DIY葬の再現性があまり無いことに気づいているかもしれませんが、今回は前回の安置の時に普通に出てきた
について解説したいと思います。
③ドライアイスの問題
前回の安置の時、遺体を保存する為、ドライアイスを当てると説明しました。このドライアイスの処置は絶対に必要です。ここをスルーしてしまうとたちまち遺体の腐敗は進行してしまいます。
ふと
ドライアイスってどこで買うの?
と思った方は冷静な判断が出来る方だと思います。
普通に生活でドライアイスが必要なシーンはアイスやケーキを買う時に貰える小さく細かいモノぐらいでしょう。
しかし、遺体を保存する為に使用するドライアイスの量は10〜15kg/日ぐらい使用します。これだけの量のドライアイスはコンビニやスーパーで普通に買う事はできません。
火葬までの期間は早くても2日間は要するので最低2回はドライアイスを買わなければなりません。購入単価は10〜15kgで1万円ぐらいみておけば買えるはずです。
ドライアイスは危険
ドライアイスは二酸化炭素の塊です。もちろん時間が経てば気化します。密室(車内や部屋)でドライアイスを使用すると二酸化炭素が充満して中毒や窒息する恐れがあります。
ドライアイスの扱いは非常に危険なので注意して下さい。
また、葬儀社はドライアイス業者と提携していつでも購入できるようになっていますが、一般の人が突然訪れて大量のドライアイスを買うのは難しいかもしれません。
④式場や火葬の予約問題
火葬を行うには式場や火葬炉の予約を行わなければなりません。この壁を一般の方が超える事は絶対にできないと思います。
火葬の予約方法
ほとんどの斎場では事前の登録が必要だったり、
予約方法はざっくり2パターンあります。
最近は専用システムを利用した予約も増えていますが、地方や田舎だとまだ電話予約と言う斎場もあります。
システムを利用した予約方法の場合、事前登録なども必要なので一般の方が火葬の予約する事は100%不可能でしょう。
電話受付なら斎場によっては、、、多分無理だと思いますが、個人で予約したことがないので絶対に無理とは言えません。
個人の受け入れは難しい
ほとんどの斎場で個人の予約は拒否される可能性もあります。個人の場合、火葬炉に入れてはいけない物の判断がつかないので、火葬炉の故障に繋がる可能性や遺骨が傷んでしまう事もあります。
そのような事故を防ぐ為に、個人での予約は非常に難しいと思って下さい。
⑤DIY葬コスパ悪い問題
DIY葬はお金の問題
ここまで色々と葬儀の工程についてDIYする場合の問題点について解説してきましたが、DIY葬を考える一番の理由は”お金の問題”だと思います。
結局のところ費用を安く抑えられないと意味がありません。
DIY葬で故人らしい葬儀が行えるわけでもありません。準備に忙し過ぎて葬儀の記憶なんか一つも残りません。
ネットの格安葬儀の方が安い
自分で葬儀を行うより、安く抑えたいならネット葬儀を利用することをオススメします。
よりそうのお葬式なら最安の直葬プランで税別88,000円〜葬儀を行うことができます。
このプランでもここまで述べてきた棺、骨壺、搬送、ドライアイスは含まれていますので、自分であれこれ用意するDIY葬よりはネットで葬儀を頼んだ方が費用も同等程度か安く葬儀をで行うことが出来ます。むしろ破格過ぎて葬儀社は困ります。
そもそもDIY葬ってやったことある人いるのでしょうか?もし、やったことある人がいたら聞いてみたいですね。