こんにちわ!お葬式のブログのずうです。
お葬式のブログでは、お葬式で役立つ情報を発信しています。
佐藤葬祭の佐藤氏がオンライン葬儀の危険性についてこんな動画を投稿していました。
とてもいい動画です。
オンライン葬儀でのプライバシーの問題について言及していましたので、オンライン葬儀について解説いたします。
- オンライン葬儀の誤解を解決
- そもそもオンライン葬儀って何?
- オンライン葬儀で気をつけるポイント
オンライン葬儀とは?
オンライン葬儀またはリモート葬儀ともいわれますが、最近はオンライン葬儀で定着してきたような気がします。
オンライン葬儀は、まだ新しいサービスなので、なかなか馴染みがないという人も多いと思います。オンライン葬儀とは、インターネット上で葬儀場を設け訃報案内や動画の配信を行う事ができるサービスです。
オンライン葬儀でできる事
- SNSやメッセージアプリを使った訃報案内
- インターネット上にオンライン葬儀場の設置
- 思い出写真や葬儀の様子を共有
- 葬儀動画の配信
- 供物の注文、香典の決済
一般的な葬儀でできる事以上にオンライン葬儀でできる事は多くあり、葬儀に参列する機会の少なくなった現代において新しい葬儀のカタチとして定着するのではないかと思っています。
しかし、まだまだ普及率は低く、葬儀社でも積極的に販売している企業は少数かと思われます。
オンライン葬儀×家族葬
このオンライン葬儀が今の小規模葬儀のカタチにピタッとハマれば、今後「オンライン葬儀×家族葬」が定番の葬儀になる可能性も十分に考えられます。
それには、葬儀社や消費者がIT化にどれだけついていけるかが鍵になると思います。
家族葬は、2000年代ごろから流行り出した、家族や親しい方のみで行うお葬式のことです。バブル崩壊後、お葬式の簡素化や小規模化は年々増して、新型コロナウイルスの大流行が追い討ちを掛けるように葬儀の小規模化を推し進めてしまいました。
しかし、葬儀業界が衰退産業であることは一昔前から言われていたので、早かれ遅かれ簡素化や小規模化の波はやってきたと思われます。
葬儀社の単価UPに貢献
聞いた話では、オンライン葬儀の導入により葬儀単価UPという情報もあります。
今までの葬儀では訃報をお知らせする手段が、電話や紙の訃報案内、新聞でしたが、家族葬とひとこと言ってしまえば一般の会葬者は参列を諦めてしまうという状況でした。
その為、葬儀の受注単価は下がり、葬儀業界全体の売り上げは横ばいか下降しているくらいです。
しかし、オンライン葬儀の登場によってインターネット上で葬儀に参列できる機会が増えたので、今まで参列を諦めていた人が、そこで弔電や供物の注文を行い単価が上がるという仕組みができつつあるようです。
@葬儀 株式会社マイクロウェーブ
オンライン葬儀と一般葬の違い
一般葬とオンライン葬儀のメリット・デメリット
オンライン葬儀でできる事について解説しましたが、一般的な葬儀とオンライン葬儀で何が違うのか具体的に解説いたします。
一般的な葬儀とオンライン葬儀は全く異なる性質を持っています。
一般的な葬儀の特徴
- 斎場で決まった時間に式を行う
- 斎場に出向く必要がある
- 記帳場と香典受付がある
- 焼香や献花ができる
- 故人を直に弔う事ができる
オンライン葬儀の特徴
- インターネット環境やスマホが必要
- 決まった場所や時間はない
- 自宅や施設から葬儀に参列できる
- 香典のクレジット決済が可能
- メッセージや写真を送れる
- 式中写真や思い出写真の共有ができる
一般的な葬儀は時間と場所が決まっているが、オンライン葬儀は時間や場所の縛りがないので、遠方の人や高齢の人、施設にいる人でも気軽に葬儀に参加する事ができます。
また、コロナ禍においては、オンライン葬儀が感染拡大防止にも役立つサービスの一つです。自宅から葬儀に参加できるので、感染のリスクを一切心配する必要がないです。
しかし、お葬式のメインターゲット層は40代〜60代がほとんどのため、まだインターネットやスマートフォンに慣れていない人も多く、なかなか広まりにくいという側面もあります。
ITに弱い葬儀社
これも昔からWeb系の葬儀社が乱立してから言われていますが、「葬儀社がITに弱い」と言われます。
全ての葬儀社に当てはまるワケではありませんが、販売側(葬儀社)がITに弱ければ、消費者(喪主)もそれに準ずると思うので、やはりITが葬儀に浸透するのはまだまだ先の話かもしれません。
まず、葬儀社がしっかりとサービスの本質を理解し運用していく必要があります。
オンライン葬儀によくある勘違い
動画配信する事がオンライン葬儀と思われがちですがそれは間違いです。葬儀の動画配信だけがオンライン葬儀ではありません。
動画配信もオンライン葬儀の一種であるが、動画配信以外にも便利なサービスが沢山あります。
オンライン葬儀でできる事
- SNSやメッセージアプリを使った訃報案内
- インターネット上にオンライン葬儀場の設置
- 思い出写真や葬儀の様子を共有
- 葬儀動画の配信
- 供物の注文、香典の決済
頻繁にネットサービスや通信販売を利用している人で全然簡単に使う事ができます。
もし、オンライン葬儀をやってみたいけど、使い方が不安と言う人はスマホの扱いに慣れていそうな家族やオンライン葬儀を扱っている葬儀社に相談してみましょう。
プランバシー問題に要注意!
故人の死因は「トップオブプライバシー」
動画の中で本多和尚が故人の死因はとてもプライバシー性の高い情報だと言っていました。
2021年現在、世界中で感染拡大している「新型コロナウイルス」に感染した人が偏見や差別に晒されるというニュースを目にします。
故人の死因が意図しないカタチで広まって、そのような偏見や差別が起きてしまう可能性もあります。動画配信が故人のプライバシーをリスクに晒す危険性がある事も認識しておきましょう。
自分や家族をWeb上に公開するという事
近年、SNSの需要増で一般人でも情報発信している人もいますが、
自分の容姿をインターネット上にUPする事に抵抗がある人は多いかと思われます。
オンライン葬儀で動画配信するという事は、自分自身や家族をインターネット上に公開する事になることも認識しておきましょう。
オンライン葬儀での顔出し(自分、家族、参列者)について、リスクもよく考え、家族や葬儀社とよく相談するようにしましょう。
人気YouTuberの中田敦彦氏も「顔出し」はリスクと言っています。
参列者のプライバシーも尊重しよう
式中の動画を配信すると供物の名札や参列者の顔も写ってしまう可能性があります。
故人と親しくて遠くからお参列される人も中にはいると思いますが、今(2021年)の状況で遠出している事がバレたくない人もいると思われます。
企業同士のお付き合いだと生花スタンドと弔電を送る事が多いかと思われますが、動画配信によってライバル会社と取引があった事がバレてしまうということも考えられます。
オンライン葬儀での動画配信は慎重に!Live配信は特に!
オンライン葬儀のメリット・デメリットをしっかりと理解した上で使いましょう
以上、お葬式のブログでした。