こんにちはお葬式のブログのずう(@OsohshikiBlog)です。
![Sさん](https://osohshikiblog.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/man.png)
お葬式の流れってわかりにくいし、いざという時が心配。
大丈夫です。この記事を読めば、大体のお葬式の流れがわかります。
この記事では病院で亡くなったという前提で解説いたします。
なぜなら日本の8割近くの人は病院や介護施設で亡くなっているからです。
![](https://osohshikiblog.com/wp-content/uploads/2020/03/厚生労働省人口動態調査死亡の場所-1024x624.png)
※留意事項:葬儀は地域性が強いので、必ずしも同じ流れで葬儀が行われるワケではありません。
お迎え
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葬儀屋さんへ電話しましょう
医師から死亡宣告を伝えられたら、葬儀屋に搬送依頼の連絡をします。
電話の時は以下のことを伝えましょう。
電話で伝えること
- 電話主の名前
- 故人の名前
- 場所(住所、施設名、病院名)
- 安置先(自宅、安置施設)
- 現在の状況
病院では長時間の安置ができないため、自宅または安置施設へ搬送する必要があります。
病院で亡くなると病院の方でエンゼルケアを行なってくれます。
その後、霊安室があれば移動します。
落ち着いて、名前と場所だけは正確に伝えましょう。
死亡診断書を受け取る
病院の方で死亡診断書を作成してくれます。忘れずに受け取りましょう。
死亡診断書は火葬手続きに必要な大切な書類です。
ちなみに、ほとんどの場合火葬手続きは葬儀屋さんが代行してくれます。
搬送
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連絡から到着までの時間は?
場所にもよりますが、30分〜90分ぐらいが目安です。
大体の葬儀屋さんは電話のときに言ってくれる筈です。
![葬儀屋](https://osohshikiblog.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/b-man.png)
“おおよそ〇〇分での到着になります。”
場所、時間や交通状況の影響が大きいのであくまで目安です。
地元の葬儀屋さんなら、道に詳しいから大幅に遅れることはないと思います。
地元の葬儀屋さんは意外と道に詳しい
葬儀屋さんはどんな格好でくる?
葬儀屋さんはお迎えのとき、スーツ姿でストレッチャーを押して登場します。
故人をストレッチャーへ載せ換え、寝台車まで運びます。
寝台車に載せて安置場所へ向かう
寝台車へ載せたら安置所へ向かいます。もちろん寝台車に付き添うこともできます。
最近はミニバンタイプの寝台車が多いので広々快適です。スライドドアなので乗り降りも楽ちんです。
搬送のとき故人と別の車で安置所へ向かう場合、死亡診断書は葬儀屋さんに預けて下さい。
万が一事故に巻き込まれた際に遺体の死亡証明が必要な場合があります。
遺体搬送時の死亡診断書の携帯は法律で義務付けられてはいません。
安置
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安置とは、逝去後に納棺までの間、安置施設又は自宅にご遺体を寝かせておく事です。
仏教、神道では頭を北側(北枕)へ向けます。キリスト教に向きの決まりはありません。
この時、遺体の腐敗を防ぐため、ドライアイスを処置します。
北枕が難しいときは西向きでも大丈夫です。
安置場所
安置方法は大体3つパターンがあります。
①預かり安置
葬儀屋さんに遺体の管理を任せる。
- 直葬の場合に多い
- 自由に故人に会う事ができない
- 預かり安置料はかかる
②付き添い安置
専用の安置部屋で自宅のように過ごせる。
- 専用の安置部屋がある
- いつでも故人に会える
- 家と同じように過ごせる
- 施設利用料がかかる
③自宅安置
自宅の安心感は良い。しかし、安置スペースの確保が必要。
- 自宅だから安心できる
- 故人を家に帰らせてあげれる
- 安置場所の確保と片付けが必要
- 施設利用料はかからない
マンション・アパートの安置は管理会社へ確認が必要な場合があります。
打ち合せ
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安置が終わったら、打合せに入ります。
※夜中の場合、翌日の昼間に打合せ行う事もあります。
打合せで決める事
- 喪主を決める・・・配偶者→子供の順で近しい方が喪主になります。
- 葬儀日程・・・菩提寺さんにもしっかり連絡を入れましょう。
- 葬儀プラン・・・これが決まらないと式場の確保ができません。
- 生花祭壇・・・最近はプランに含まれている事も多いですね。
- 遺影写真・・・故人の一番いい写真を選びましょう。
- 参列者人数・・・これはけっこう悩みます。
- 返礼品・・・変わったものより、日用品が人気ですね。
![依頼主](https://osohshikiblog.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/man.png)
けっこう決める事が多いですね…
葬儀は短時間で多くの決め事をしなければなりません。
いざ、葬儀になるとゆっくり考える時間はあまりありません。なので葬儀の事前準備はとても大切なことです。
葬儀屋さんに式の空き状況を確認したら、菩提寺がある場合、菩提寺さんの日程を伺いましょう。
生きているうちに家族でお葬式の話をしましょう。
納棺
納棺とは遺体を棺に納める儀式の事です。
昔は遺族で納棺を行っていましたが、近年は葬儀屋、納棺師の主導のもとで遺族と一緒に旅立ちのお手伝いをします。
納棺のおおまかな流れ
- 故人に末期の水をあげます。
- 清浄綿で故人の体を清拭します。
- 故人を死装束に着替えさせます。
- 着替え終わったら、故人を棺に納めます。
- 死化粧をしたら、副葬品を入れます。
以上が納棺の流れになります。
湯灌
湯灌とは、遺体を入浴させ清潔な状態にする事です。
湯灌は基本的に追加費用がかかります。
湯灌を行う場合は、早めに葬儀屋さんに相談してください。
清拭
アルコールを含ませた洗浄綿で遺体を拭いてあげる事です。
ご遺族の皆さんで優しく拭いてあげましょう。
死装束
死装束は、納棺の前に亡くなった方に着せてる衣裳のことです。
仏式では経帷子を着せますが、浄土真宗では経帷子を着せません。
仏式の死装束
- 経帷子(きょうかたびら)襟を左前で重ねます。
- 三角頭巾(さんかくずきん)幽霊が頭につけてるやつ
- 手甲(てっこう)手につける
- 脚絆(きゃはん)スネに巻く
- 白足袋(しろたび)靴下
- 草履(ぞうり)わらのサンダル
- 頭陀袋(ずだぶくろ)六文銭を入れる
- 杖(つえ)疲れませんように
最近では、生前着ていた洋服を着せてその上から掛けてあげる事もあります。
故人の旅立ちの準備は遺族の皆さんで整えてあげましょう。
副葬品
遺体を棺に納めたら、生前故人が愛用していた品物を入れてあげましょう。
入れられる物
- 花
- 手紙
- 故人の写真
- 食品 ※水分が多い物や燃えない包装のものはNG
入れられない物
- 不燃物
- お金
- 厚手の本
- ぬいぐるみ
- 爆発物
不燃物は、お骨を傷つけたり着色の原因になります。
お金を燃やすことは法律で禁止されています。
厚手の本は燃えにくい為NG、爆発物は火葬炉の故障に繋がります。絶対に入れないようにして下さい。
わからない場合は葬儀屋さんに相談しましょう。
注意!お金やモノはあの世には持っていけません。
通夜
私の地域だと通夜は18時からのパターンが多いので、開式を18時からという事で通夜の流れをざっくり解説します。
通夜の流れ
- 16:00 葬儀会場入り
- 16:30 会場確認と式進行の確認を行ないます。
- 17:00 受付開始
- 17:30 このくらいから参列者が来はじめます。
- 17:45 開始の15分前に式場内の遺族席に着席します。
- 18:00 開式(お坊さん入場、お経)
- 18:30 遺族焼香、参列者焼香
- 19:00 閉式(お坊さん退場)
- 19:10 通夜ぶるまい ※地域による
これがだいたいの通夜の流れです。
本来の意味で通夜は遺族親族などの近しい人だけで故人を見守るという風習です。
近年、仕事の都合で一般参列者は通夜に参列することが多くなっています。
告別式
告別式は10時〜14時の間で行う事が多いです。
今回は前日に通夜を行い翌日の10時から告別式という設定で解説いたします。
告別式の流れ
- 9:00 葬儀会場入り ※通夜を行なっていない場合、もう少し早くめです。
- 9:15 受付開始
- 9:45 開式の15分前に式場の遺族席に着席します。
- 10:00 開式(お坊さん入場、お経)
- 10:30 弔電、弔辞、喪主挨拶など
- 10:45 遺族親族焼香、参列者焼香(15分〜30分程度)
- 11:00 閉式(お坊さん退場)
- 11:10 お別れ
地域によっては告別式の当日に初七日法要を行います。
出棺
棺にお花入れをします。棺の蓋を閉じて、遺族親族で霊柩車へ棺を載せてます。火葬場へ出棺します。
出棺の時、霊柩車がクラクション(出棺の合図)を鳴らして火葬場へ向かいます。
火葬
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火葬場に着くと職員が迎えてくれます。棺を霊柩車から棺台車に載せ替えて火葬炉へ向かいます。
ここが故人との最後のお別れの場になります。
棺が火葬炉の中へ入るのを見届け、お経と焼香を行ないます。
火葬場の前での写真撮影はNGです。
火葬時間は約1〜2時間です。※火葬中に「精進落とし」を済ませる地域もあります。
火葬が終ったら、拾骨(骨上げ)を行ないます。
2人1組で遺骨を箸で拾い骨壺へ納めます。
遺骨を納め終えたら、骨箱と埋葬許可書を受け取って火葬は終わりです。
注意!埋葬許可書は無くさないように骨箱にしまいましょう。
火葬の後
初七日法要(陰中法要)
故人が逝去した日から数えて最初の7日目の法要の事です。
死後49日間を忌中(きちゅう)と言い、「輪廻転生」の考えでは死後49日の間、良い来世に生まれ変わるために7日毎に法要をしましょうという事です。
死後49日を満中陰と言い、過ぎると忌明け(きあけ)になります。遺骨をお墓に納めて日常に戻ります。
精進落とし
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忌明けに食べる料理の事ですが、
火葬の後にお坊さんや参列者へ振舞う料理のという感じです。