【決算解説】株式会社サン・ライフホールディング2022年第3四半期決算について解説

お葬式のこと

今回は、株式会社サン・ライフホールディング(以下、サン・ライフHD)の2022年2月9日に発表された2022年3月期第3四半期決算の内容について解説したいと思います。

企業概要については、過去記事でも解説してますので、是非読んでみてください。

サン・ライフホールディングと言えば、冠婚葬祭企業大手の株式会社サン・ライフの持ち株会社で、神奈川県を中心に結婚式場や葬祭業、介護など様々な事業をおこなっています。

前年同期(2021年3月期第3四半期)の決算では、新型コロナウイルスの影響をモロに受け、大幅な減収減益という散々な結果になってしまいました。

それから1年が経ち、新型コロナも落ち着いて、、、、ない!という状況で、更にウクライナ戦争や円安といった更に不安定な状況にある今日この頃ですが、今期の決算がどうなっているのか確認してみたいと思います。

2022年3月期第3四半期決算

概要

まずは、決算の概要を確認してみたいと思います。

売上高営業利益経常利益
2022年3月期第3四半期8,157【8.8%】222311
2021年3月期第3四半期7,494【▲14.6%】▲188▲102
単位:百万円 【前年度比率】

前年度比で増収増益で無事着地。まだまだ厳しい状況が続いているが、葬儀件数が堅調に増加し、なんとか前年度を超える売上をキープし、営業利益、経常利益も黒字回復しています。

セグメント別の業績

サン・ライフホールディングでは、主に3つのセグメントに分けて事業を行っています。それぞれの決算内容についてざっくり解説したいと思います。

ホテル事業(ホテル・ブライダル事業)

一昨年の決算から大幅に売上を落としてしまったホテル事業ですが、なんとか昨年度より売上を伸ばすことに成功しています。しかし、依然として蔓延防止措置や個人消費の停滞により厳しい状況は続いてていようです。

このような状況でも、以下の要因で売上は伸びました。

  • 婚礼行事・宴会のお手伝いへ注力
  • テイクアウト商品(お弁当・ケーキ・おせちなど)への注力

これらにより売上高は前年度同四半期比べで51.6%ほど売上が伸び524百万円営業損失が182百万円で、前年同四半期と比べて赤字幅は縮小したものの、依然としてホテル事業単体では赤字の状態が続いています。

ホテル事業売上高営業利益
2022年3月期第3四半期524,113▲182,043
2021年3月期第3四半期345,808▲317,877
2020年3月期第3四半期1,278,320▲207,961
単位:千円

式典事業

サン・ライフHDの主力事業である、式典事業の決算内容を確認してみましょう。

式典事業では、神奈川県を中心に都心部で式場、霊園の運営と、互助会システムによる葬儀の請負をおこなっています。

この式典事業は近年の新規参入企業の増加や葬儀の簡素化による顧客単価の低下によりまさに、レッドオーシャンとなっています。そんな中でも事業拡大の一環として2つの式場を新規開設しています。

サン・ライフの施設一覧

その他、イベントや広告、相談体制の強化にも注力。

式典事業の売上は、5,802百万円となり前年同四半期比で6.4%増加しました。営業利益も前年同四半期比で24.6%増加し、1,185百万円の黒字となっています。

厳しい状況ながらも、なんとか増収増益で着地していますので、このまま回復していくことができるのか見所であります。

式典事業売上高営業利益
2022年3月期第3四半期5,802,9391,185,532
2021年3月期第3四半期5,455,834951,769
2020年3月期第3四半期6,117,5131,254,665
単位:千円

式典事業は、2021年度は大幅に減収減益となりましたが、それでも安定して利益を生み出しているセグメントなので、今後もこの式典事業がサン・ライフHDの存続の鍵になることでしょう。

介護事業

次に、介護事業を確認していきます。

介護事業がセグメント単体で売上計上するようになったのが、平成31年度の決算からのまだまだ新しい部門となっています。

前年同四半期では、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、利用者の大幅減少により売上に影響がありました。今期第3四半期についても、コロナの影響がありつつ売上については、1,462百万円で前年度から3.7%ほどの微増となりました。営業利益については1百万円の損失計上と赤字になっています。

介護事業売上高営業利益
2022年3月期第3四半期1,462,274▲1,888
2021年3月期第3四半期1,410,271▲35,246
2020年3月期第3四半期1,148,7942,628
単位:千円

2020年度の黒字から2年連続と赤字続きですが、今後利用者の増加が見込めれば黒字化も十分可能なセグメントかと思われます。

まとめ:今後の見通し

式典事業がしっかりと利益を出している分、会社全体としてはまだ安心できますが、赤字事業であるブライダル・ホテル事業については今後も厳しい状況が続くとも考えられます。

もし、サン・ライフホールディングへ就職や転職を考えるのであれば利益を出せている式典部門が最も安定しているかと思われます。

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