こんにちは!ずう(@OsohshikiBlog)です。
”元”葬儀屋の私が思う葬儀ローン(借金)をしない方がいいと思う3つの理由について解説します。
- 葬儀ローンは利用しない
- 格安葬儀ネットサービスを利用する
- 葬祭費給付金制度がある
お葬式にかかる費用とは?
お葬式にかかる費用は基本的に3つあります。
ネット上でよく見かける価格はこの「葬儀費用」の部分になります。
日本消費者協会の調べだと「葬儀費用」の全国平均価格は121万円という調べがあります。
この121万円とは別途「飲食・香典返し」「寺院費用」がかかるので総額は約200万弱になると言われています。
しかし、前提として通夜告別式のプランで葬儀を行った場合と考えて下さい。
それでも全国平均価格121万円は高額過ぎると私は思います。
では、葬儀費用の支払いはどうしたらいいのか解説いたします。
葬儀費用の支払い方法
主な葬儀費用の支払い方法は、以下の4つです。
葬儀費用の一部を香典で支払う事もあるので「現金払い」が主流です。
銀行振り込みは、銀行に行く手間があるので現金払いでいいかなと。(ネットバンキングの場合は除く)
私的には、カード払いが一番おすすめです。
金額が大きいからポイントも多くつきますので、カード払いができる場合は利用しましょう。
大金を持ち運ぶのは盗難のリスクもありますので、その点でもカード払いをおすすめします。
ローン払は利用しない方がいいです。理由については、後述いたします。
「カード払い」「ローン払い」については、中小企業の葬儀屋さんだと取り扱っていない事が多いのです。
また、「カード払い」「ローン払い」は事前申込や条件がある事があります。支払い方法は資料請求などで事前に確認しておきましょう。
葬儀ローンはダメ、絶対!
結論から言いますと、葬儀ローンは絶対に使わないで下さい。
葬儀ローンを使わない方がいい理由
金利(実質年率)が高い
ネット葬儀の「よりそうのお葬式」の葬儀ローンで解説いたします。
上記の場合、6回払い以上のローンを利用した際の実質年率は10%となります。
602,800円(税込)のお葬式プランを36回ローンで支払った場合、月々の支払額は19,400円(初回のみ21,223円)で支払い総額はなんと700,223円!
つまり、手数料だけで97,423円も多く支払うことになります。
葬儀費用 | 支払い回数 | 初回支払額 | 月々支払い金額 | 支払い総額 | 分割手数料 |
602,800円(税込) | 36回 | 21,223円 | 19,400円 | 700,223円 | 97,423円 |
得るものがない
家や車のローンと違って、支払いが終わっても得るものがありません。
また、生活が豊かになる訳でもありません。
葬儀は終わっているのに、ローンだけを払い続けるのは家計的にも精神的にも大変です。
その場で支払える、現金またはクレジットがおすすめですね。
お布施は基本”現金払い”
お布施はほとんどの場合、”現金払い”が基本です。
しかも葬儀当日にお布施を支払う事が多いので、逝去から葬儀当日までに30万円近い現金の準備が必要です。
お布施の目安(地域やお寺で異なります)
というお寺が多いみたいですね。
詳細は菩提寺や寺院に電話すると教えてくれますので、一度聞いてみましょう。
菩提寺が無いという方は、株式会社よりそうの”お坊さん便”を利用してみてはいかがでしょうか。
お葬式豆知識①
お布施、戒名料、玉串料は課税対象になりません。
お布施、戒名料、玉串料等の葬儀、法要等に伴う収入は、宗教活動に伴う実質的な喜捨金と認識されているものですから、課税の対象とはなりません。(消費税法第2条第1項第8号)
引用元:国税庁ホームページ
対策方法は?
格安ネット葬儀を利用する
ネット葬儀のメリット
どうしても費用を抑えたい場合、格安ネット葬儀を利用するのも”アリ”だと私は考えます。
概ね料金設定が一律である。
わざわざ葬儀屋へ出向かなくても見積の比較が簡単に出来ます。
ネット葬儀は支払い方法の選択が多いのはメリットだと思います。
注意点
メリットもありますが、注意点もいくつかあります。
ネットの葬儀仲介サービスの場合、仲介業者が施行するワケではないので、サービスの質が一律保証されません。下請けの業者によって質が大きく変わります。
菩提寺がある方は要注意です。これが一番揉める可能性がありますので、不安な方は一度相談してみましょう。
先ほども述べましたが、「飲食代・香典返し」「お布施」は別途かかります。
そこも考慮してネット葬儀を利用しましょう。
葬祭費給付金制度がある
故人が国民健康保険の加入者だった場合、3〜7万円の給付金を受け取る事ができます。
該当する方は、是非利用しましょう。
まとめ
- 高金利ローンの利用はやめましょう。
- お金がない場合、ネットの格安葬儀でも十分です。
- 葬儀補助金制度を利用しましょう。
金銭的に困っている人が葬儀ローンを利用すると、さらに金銭的に困ります。
なので、葬儀にかかわらず、ローン(借金)を利用することはおすすめできません。